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2026.02.14
「肺高血圧症と診断されたけど、どんな治療をするの?」
「肺高血圧症って薬で治るの?」
「肺高血圧症って放って置いたらどうなるの?」
というような悩みをお持ちの飼い主様もいらっしゃると思います。
犬の肺高血圧症は、心臓から肺へ血液をおくる血管の血圧が高くなる病気です。
原因や重症度によっては、内科治療によって症状をコントロールしながら生活できる病気でもあります。
一方で適切な治療を行わずに放置すると、呼吸困難や失神など命に関わるような状態に進行してしまうことも。
今回は犬の肺高血圧症の内科治療についてくわしく解説していきます。
ぜひ最後までお読みいただき、犬が肺高血圧症と診断された際の参考にしてください。

犬の肺高血圧症は、肺の血管の圧が高くなることで、心臓や肺に大きな負担がかかる状態です。
多くの場合、慢性の心臓病や呼吸器疾患などの基礎疾患に続いて発症します。
肺高血圧症そのものを完全に治すことが難しいケースもありますが、内科治療によって症状を抑え、生活の質を保つことが治療の目的になります。
肺高血圧症では、次のような症状がみられることがあります。
これらの症状は、肺や心臓に強い負担がかかっているサインです。
症状が出ている場合には、早めに内科治療を開始し、悪化を防ぐことが重要です。

肺高血圧症の内科治療は、大きく分けて次の2つを目的として行われます。
ひとつは、原因となっている基礎疾患の治療です。
心臓病や呼吸器疾患が背景にある場合、それらの治療を並行して行うことが欠かせません。
もうひとつは、肺の血管の圧を下げ、心臓と肺の負担を軽減する治療です。
薬物療法や酸素療法を組み合わせて治療を進めていきます。
肺高血圧症では、状態に応じて複数の薬を組み合わせて治療を行います。
主に使用される薬は以下の通りです。
これらの薬は、肺の血流を改善したり、心臓の働きを助けたりする目的で使われます。
すべての犬に同じ薬を使うわけではなく、原因疾患や重症度、全身状態に合わせて調整されます。
そのため、治療中も定期的な診察を行いながら、薬の種類や量を見直していくことが大切です。
肺高血圧症では、体に十分な酸素を取り込みにくくなることがあります。
十分に酸素が取り込めないと呼吸が苦しくなってしまいますよね。
呼吸が苦しそうな場合には、酸素療法を併用することで症状を緩和できる可能性があります。
酸素療法には、動物病院での酸素室管理だけでなく、ご自宅で酸素室を使用する方法もあります。
酸素療法が必要かどうか、どのタイミングで導入するかは、獣医師と相談しながら判断していきましょう。

犬の肺高血圧症の予後は、
により異なります。
原因となる基礎疾患の治療ができる場合や薬への反応がいい場合は、症状をコントロールしながら生活することも可能です。
一方で、肺高血圧症が重度の場合には内科治療を行っていても、失神や重い呼吸困難を繰り返すこともあります。
そのため、早期に治療を開始し、適切な管理を続けることが、予後を左右する重要なポイントになります。
犬の肺高血圧症は自宅での管理も大切です。
日常生活での管理で心臓や肺の負担を減らすことができます。
例えば以下のようなものがあります。
なかでも、毎日の内服管理は、内科治療を続けるうえで欠かせません。
症状があまり出ていないからといって勝手に薬をやめたりせずに、必ず獣医師の指示を受けながら内服を使うようにしましょう。

犬の肺高血圧症は放っておくと命の危険がある病気です。
しかし、内科治療によって症状を抑え、生活の質を保ちながら過ごせるケースも多くあります。
大切なのは、病気を正しく理解し、獣医師と相談しながら治療を継続することです。
当院では循環器の治療に力を入れており、多くの治療実績があります。
犬の肺高血圧症にお困りの際はぜひ当院にご相談ください。
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