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2026.01.07
僧帽弁閉鎖不全症は、犬の心臓病の中で最も多い疾患で、特に高齢の小型犬に多くみられます。
進行すると心不全(肺水腫など)を起こし命に関わる場合もあるため、適切な治療が重要です。
犬の僧帽弁閉鎖不全症の治療の中心は継続した投薬治療になります。
薬を使った治療では、副作用について心配される方も多いかもしれません。
この記事では、犬の僧帽弁閉鎖不全症の治療薬の効果や副作用について、ご自宅での注意点などを詳しく解説いたします。
ぜひ、最後までお読みいただき愛犬の僧帽弁閉鎖不全症の治療にお役立てください。

犬の僧帽弁閉鎖不全症は小型犬に特に多く見られ、高齢になるほど発症しやすい心臓病です。
僧帽弁が変性して閉じなくなり、血液が左心房へ逆流して心臓に負担がかかることで起こる病気です。
僧帽弁閉鎖不全症では、病気が進行すると以下のような症状がでてきます。
僧帽弁閉鎖不全症が悪化すると、血液のうっ滞が悪化し肺に水がたまる「肺水腫」を引き起こすことがあります。
このような状態になると、治療をしても回復せず亡くなってしまう場合もあるため注意が必要です。
僧帽弁閉鎖不全症は早期発見し、適切な対処で病気の進行を防いでいくことが重要となります。
犬の僧帽弁閉鎖不全症の治療は、投薬治療が中心となります。
このような作用を目的として、治療が行われます。
僧帽弁閉鎖不全症では、病気の状態に応じて使用する薬の種類や量が異なります。
主に使われる主要な薬とその副作用について、それぞれ詳しく解説していきます。
ピモベンダンは僧帽弁閉鎖不全症の治療薬として代表的なもので、病気の進行を遅らせる証明がされている主要な薬です。
主な作用は以下です。
主な副作用は以下のようなものがあります。
一般に副作用は少ないとされたいるため、僧帽弁閉鎖不全症の治療との第一選択として広く使用されています。
利尿薬は体内の余分な水分を排出させる働きがあります。
僧帽弁閉鎖不全症の際の、肺水腫の改善や呼吸を楽にする目的で使用されます。
利尿薬の主な副作用は以下のとおりです。
利尿薬は過剰に投与すると腎障害のリスクが高まるため、量の調整は厳密に行われていきます。
ACE阻害薬は血管を拡張させて心臓の負荷を軽減させたり、血圧を下げたりする薬です。
病気が進行した際に、ピモベンダンと併用して使われる場合があります。
主な副作用は以下の通りです。
ACE阻害薬は長期使用をすると腎臓に負担がかかることがあるため、定期的な血液検査が推奨されます。
スピロノラクトンはアルドステロンというホルモンの働きを抑える薬で、軽い利尿作用により血液のうっ滞を抑える効果が期待されます。
その他の利尿薬と併用されることも多く、慢性心不全の管理に役立ちます。
主な副作用は以下のようなものです。
その他の利尿薬と同様に、腎臓機能低下のある犬に投与する場合は注意が必要です。

薬の副作用が疑われる症状があった場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。
以下の症状が見られたら、薬の副作用の可能性があります。
僧帽弁閉鎖不全症の薬は、少量でも心臓の働きに大きく働きかけています。
自己判断で内服をやめてしまうと急激に病状が悪化し、命に関わる状況になる場合もあるため、必ず獣医師の指示に従いましょう。
また、上記のような症状は薬の副作用のこともあれば、僧帽弁閉鎖不全症の症状の悪化の場合もあります。
心臓病は短期間で急激に症状が悪化することもあるため注意が必要です。
少しの違和感でも様子を見ずに早めに動物病院へ連絡しましょう。

薬による治療は犬の僧帽弁閉鎖不全症には欠かせないものです。
その効果と副作用を理解し、愛犬の変化にいち早く気がつけるようにすることが重要となります。
いつもと違う様子があった場合にはすぐに病院を受診するようにしましょう。
当院は循環器科の診察に力を入れています。
僧帽弁閉鎖不全症の治療から、気になる症状のご相談までいつでもご来院ください。
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