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大阪府南部でレプトスピラに感染した犬が数頭出ており、獣医師会から注意喚起のお知らせがきたので、みなさまご確認よろしくお願いします。
【レプトスピラ感染症】
レプトスピラは人にもうつる恐ろしい感染症です。
ねずみなどの野生動物の腎臓で保菌され、尿中に排出されて水や土壌が汚染します。
淡水中や湿った土壌で数カ月間生存するとされており、その土壌や水が他の動物の口に入ったり、小さな傷、口や眼の粘膜に接触したりすることで感染が起こります。
発生場所としては、野生動物が多い地域の川や池、田んぼが多いです。
【症状】
5~14日程の潜伏期間の後、肝臓や腎臓などの臓器で増殖し、多くは急性肝不全により、口や目の粘膜が黄色くなる黄疸がみられます。
元気や食欲がなくなり、発熱や嘔吐などの症状も出てきます。
急性腎不全となり尿が出なくなることや、粘膜から出血しやすくなることもあります。
【予防】
レプトスピラの感染予防としてワクチン接種が有効です。
しかしレプトスピラには多くの血清型があるためワクチンに含まれていない型には効果がありません。
ワクチンを打っていたとしても、特に野生動物の多い地域では不用意に川の水を飲んだり、入ったりしないことが大切です。
また、台風などで河川の増水後にはレプトスピラが広がるため、しばらくは浸水した地域は散歩しないようにしてください。
レプトスピラ症は急性に症状が悪化してしまうため、適切な処置を行ったとしても死亡率の高い病気です。そのため、レプトスピラに感染しないための予防が重要なので、みなさん気を付けてください。
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