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2026.01.28
犬の肺高血圧症とは、肺の血管の圧が高くなることで心臓に大きな負担をかける病気です。
放置すると呼吸ができなくなるなど、命に関わることもある重大な病気です。
そのため犬の肺高血圧症は早期発見、早期治療がとても重要となります。
そんな肺高血圧症の検査に、心エコー(心臓超音波検査)は欠かせません。
この記事では犬の肺高血圧症の検査の際に、心エコーでどのようなことが分かるか、注意点はどのようなものかを詳しく解説します。
ぜひ、最後までお読みいただき愛犬が肺高血圧症と診断されたときの参考にしてください。

肺高血圧症とは、心臓から肺に血液を送る肺動脈の血圧が異常に高くなる病気です。
血圧が高い状態が続くと肺へ血液を送り出す右心室が拡大し、心臓全体にも大きな負担がかかります。
そして肺に十分な血液が届きにくくなり、呼吸の異常や心不全に伴う症状が起きます。
犬の肺高血圧症には心臓病や呼吸器病などの原因となる基礎疾患が存在することがほとんどです。
犬の肺高血圧症は、初期はあまり症状がでないことが多いです。
しかし進行すると疲れやすくなったり、呼吸の異常や心不全症状が出てくるため、早期発見・早期治療が重要となります。
犬の肺高血圧症は、下記の検査を組み合わせることによって診断を進めていきます。
このなかでも心エコー検査は最も重要な検査となります。
心エコー検査は、超音波を使って心臓の動きや血液の流れをリアルタイムで見る検査です。
上記のような項目を確認することができます。
痛みはなく、麻酔も基本的に不要なので、犬への負担が少ない検査です。

犬の肺高血圧症に心エコーはとても重要な検査です。
その理由と、どのように診断に役立つのかそれぞれ解説していきましょう。
犬の肺高血圧症では肺の血圧が高くなりますが、直接肺の血圧を測定することはできません。
しかし心エコーで心臓の中を流れる血液の速さを測ることで、肺の血圧が高いかどうかを推測することが可能です。
血流速度の数値が高いほど、肺高血圧症が疑われます。
犬の肺高血圧症が進むと、
といった変化が起こります。
これらを心エコーで詳しく確認することが出来ます。
また心臓の状態を把握することで、病気の重症度を判定しどのような治療が必要か、どの程度注意が必要かの評価も行うことが可能です。
心エコーを行うことで、肺高血圧症の原因の特定ができることがあります。
犬の肺高血圧症には、ほとんどの場合に原因となる基礎疾患が存在します。
上記の中でも、犬では特に僧帽弁閉鎖不全症などの慢性心臓病や、慢性気管支炎などの慢性呼吸器疾患が原因で肺高血圧症が起こることが多いです。
心エコーでは、
などを確認することができます。
犬の肺高血圧症の場合には、心エコー検査は一度きりではなく定期的に行う必要があります。
定期的な心エコー検査を実施することで、
などを確認することができます。
犬の肺高血圧症は原因疾患を特定するのがとても難しい病気です。
心エコー検査は犬への負担も少ないというメリットもあり、犬の肺高血圧症の診断にとても大切な検査ですが、それだけで全てがわかるわけではありません。
心エコーだけではなく、
も含めて総合的に判断されます。
かかりつけの獣医師の指示に従って、検査を進めていきましょう。

犬の肺高血圧症の診断は、さまざまな検査を組み合わせて進められていきます。
そのなかでも心エコーは、犬への負担が少なく肺高血圧の診断や重症度の判定にとても重要です。
少しの変化でも見逃さずに病院を受診し、早期発見することが愛犬のQOL(生活の質)をたもつのにとても重要となります。
当院は循環器診療に力を入れています。
愛犬が肺高血圧症になった際や、何か気になる症状がある際などいつでもご相談ください。
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